豆知識コーナー:ポジポジ病

FXトレードをしていて、ムダにエントリーをしてしまうことを「ポジポジ病」と言ったりしますが、ポジポジ病の対策は自分のトレードルールをしっかり決めることと、エントリーを狙ってチャートを見るときは心を落ち着かせておくことが大事です。

トレードルールがはっきり決まっていれば、エントリーするべき場所と見送る場所が明確になり、ムダなエントリーは減ります。そしてチャートを見ているときは熱くなりすぎず冷めすぎず、フラットな精神状態でいることが大事です。


逆指値注文とトレール注文

 FXは、刻々と変化を続ける為替相場を相手に取引を行っていますので、当然のことながら、必ず利益が出る方向に為替レートが動いていくとは限りません。

例えば1ドル110円の為替相場でドルを買って、利益が出るのを待っていたとしましょう。
もちろん、この相場が115円、120円といった具合に上昇する方向へ動いて行ってくれれば取引きは楽なのですが、逆方向に進んで105円、100円と下降していくことも考えられます。

こうした事が付き物のFX取引では、取引きをする際に逆指値注文で、損失を小さく抑える対策を取るのが常となっています。

例えば、先の例ならば、1ドル110円でドルを買った際に、レートが105円になったら売る、という注文を先に入れておくのです。
このことにより、為替レートが上がれば利益が出ますし、下がったとしても最期は5円の損失で済むことになるのです。

この後も為替レートの上昇は続き、ついに1ドルが125円にまで上がりました。これで利益は15円になり、しかもまだ上昇が続く兆しが見えます。
もちろん、このまま通貨を保持して取引きを続行するという方向になるのですが、ここでポイントが一つ出てきます。
それは、105円で設定した逆指値注文は、このままで良いのか、という事です。

もちろんこのまま放置しておいても、最初に設定した、「最後は5円の損失で済む」という事に変わりはありません。
しかし、これではせっかく出た15円の利益をそっくり失ってしまうことになります。
そこで、この105円の逆指値注文を一度キャンセルし、115円にしてふたたび逆指値注文を入れるのです。

こうしておけば、この先に為替レートが急変して下降したとしても、115円で売り注文が働いて決済がされますので、最初の投資資金が110円から差し引いても、最後は5円の利益を得ることになるのです。
このように逆指値注文は、為替レートの変動によって細かく設定を変えていくことで、損失を最小に抑える役目から、なるべく大きな利益を確定しておく役目へと変化するのです。

しかしながら、実際の取引きにおいては、このように為替レートの動きをつぶさに見ながら地逆指値注文を変更し続けていくというのは、労力のかかる作業になります。

こうした苦労を解決する注文方法が、トレール注文になります。
トレール注文は、その名のごとくに為替レートの動きを追跡しながら、逆指値注文を自動的に取消し、変更、再設定を繰り返してくれるものになります。

これを入れておけば、労力は格段に減りますし、なによりも、為替レートにずっと付きっきりにならなくて済むために、時間を有効的に使うことが可能になります。

例えば先ほどの例をそのまま使えば、110円に対して5円の幅を取ってトレール注文を入れれば、為替レートが上昇していくたびに5円の円幅を取りながら逆指値注文が追いかけていく形になるのです。

もちろん、為替レートが上がれば逆指値注文も上がりますし、万が一、5円の値幅で為替レートが下がれば、そこで決済を行って、それまでの利益を手にすることができるのです。
また、値下がりの範囲が5円に満たなければ、決済注文は入りませんので、仮に一度値を下げたとしても、再び上昇をするまで待ち続けるのです。

この逆指値注文と、トレール注文はFX取引では大変に有効な注文方法ですので、ぜひ活用されることをお勧めします。